平坦検出によるランダム値インパルス性雑音検出器の提案 <Abstract> インパルス性雑音除去手法の一つとして,雑音の位置情報を作成し,位置情報に基づいて雑音除去を行う手法が提案されている[1].しかし,インパルス性雑音の画素値がランダム値である場合,雑音が処理窓内の順序統計量の中央付近に埋もれるため,雑音の検出は難しい.また,雑音の未検出に対応しようとすると,エッジ部などの急峻な変化を雑音と誤検出するという問題点が現れる. 本研究では,複数の窓から平坦部を探索することで,未検出や誤検出の問題の改善を図るランダム値インパルス性雑音検出器を提案する. |