電力制御型V-BLASTにおける適応変調方式の導入に関する検討
小蔦 友大, 関屋 大雄, 呂 建明, 谷萩 隆嗣
2006年電子情報通信学会総合大会, Mar. 2006. [pdf document]

<Abstract>

本研究では, 電力制御型V-BLASTに適応変調方式を導入することを検討する. 提案するシステムでは, 総送信電力及びスループットを一定としたとき, 制御パラメータとして従来の電力配分に加え変調方式を与える. これによりBERの変動領域を拡大させることができ, 結果として従来より低いBERを実現することができる. また, 適応変調方式を導入することにより, アンテナを使用しないという選択肢を設けることが可能になる. 通信環境が悪いチャネルを使用しないで通信環境が良好なチャネルに対しより多くの電力を割り当て, かつ伝送レートを上げる変調方式を用いることができるため, BERをさらに低減することが可能となる. 計算機シミュレーションにより, 提案するシステムが従来法よりBERを低減できることを示す.

 

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