マルチチャネル無線ハイブリッドネットワークにおけるQoSを考慮したルーティング方式
長崎 篤, 関屋 大雄, 阪田 史郎, 柳生 健吾
電子情報通信学会アドホックネットワーク研究会, vol.108, no.251, pp.87-92, Oct. 2008. [pdf document]

<Abstract>

マルチチャネルを用いた無線ハイブリッドネットワークにおいて, AP (Access Point) 間の負荷のバランスをとるためにデータ受信端末がチャネルを切り替え, 他のAP に接続するルーティング方式が提案されている. 一方, 1つのAP に異なるアプリケーションフローが集中した場合における, QoS (Quality of Service) を考慮したルーティング方式についてはまだ検討されていない. 本稿では, マルチチャネル無線ハイブリッドネットワークにおけるQoSを考慮したルーティング方式を提案する. 提案方式では, チャネルを切り替えることで, 低優先度フローがAP 間の負荷分散を行い, 高優先度フローは通信品質が劣化してしまう恐れがある場合に限り, チャネルを切り替え, AP を変更する. シミュレーションにより, 提案方式の有効性を示す.

 

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