DS/CDMAにおける並列処理を用いたパイプライン型逐次干渉キャンセラ
横手 俊倫, 関屋 大雄, 呂 建明, 谷萩 隆嗣
電子情報通信学会ワイドバンドシステム研究会, vol.103, no.138, pp.13-16, June 2003. [pdf document]

<Abstract>

逐次干渉キャンセラの処理遅延を改善した方法として, パイプライン構造を用いたパイプライン型逐次干渉 キャンセラが提案されている. しかしながら, 並列干渉キャンセラと比較するとその処理遅延は大きく, また, 逐次干渉 キャンセラと比較すると誤り率特性の劣化がみられる. 本論文では, 並列処理を用いたパイプライン型逐次干渉キャン セラを提案する. 提案方式ではユーザをグループに分け, グループ内では並列処理を, グループ間では従来のパイプラ イン型逐次処理を行うことにより, 従来のパイプライン型逐次干渉キャンセラよりも処理遅延と誤り率特性を改善す る. 計算機シミュレーションより, 提案方式は従来方式の半分以下の処理遅延で誤り率特性を改善できることを示す.

 

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