無線アドホックネットワークにおける連成効果を考慮したスループット解析
眞田 耕輔, 関屋 大雄, 小室 信喜, 阪田 史郎
電子情報通信学会ネットワークシステム研究会, vol.111, no.8, pp.13-18, Dec. 2011. [pdf document]

<Abstract>

CSMA/CA方式を用いた無線ネットワークにおいてスループットを低下させる要因として隠れ端末問題がある.特にマルチホップネットワークにおいてはこの隠れ端末問題の影響が顕著に表れる.また,マルチホップネットワークにおいて特定の条件の時において隠れ端末同士の送信に依存関係が生じる連成効果の発生が指摘されている.本稿ではパケット破棄を含めたマルコフモデルをもとに,直線状双方向無線マルチホップネットワークにおいて生じる連成効果を考慮した最大スループット解析を行う.シミュレーション,実験結果との比較によりその妥当性を示す.

 

Copyright (C) 2001- S-Lab., Dept. of Information and Image Sciences, Faculty of Engineering, Chiba Univ. All Rights Reserved.