無線アドホックネットワークにおけるフレーム破棄を考慮した解析
眞田 耕輔, 関屋 大雄, 小室 信喜, 阪田 史郎
電子情報通信学会非線形問題研究会, vol.111, no.106, pp.35-40, June 2011. [pdf document]

<Abstract>

CSMA/CA方式を用いた無線ネットワークにおいてスループットを低下させる要因として隠れ端末問題がある.特にマルチホップネットワークにおいてはこの隠れ端末問題の影響が顕著に表れる.これまでに無線ネットワークにおける最大スループットについては多くの解析がなされている.マルチホップネットワークにおいて,特定の条件の時において隠れ端末同士の送信に依存関係が生じる連成効果の発生が指摘されている.本稿では直線状双方向無線マルチホップネットワークにおける連成効果による生じるフレーム破棄を考慮した最大スループット解析を行い,シミュレーションとの比較により妥当性を示す.

 

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