直線状無線マルチホップネットワークにおける非飽和及び最大スループット解析
眞田 耕輔, 関屋 大雄, 阪田 史郎
電子情報通信学会ネットワークシステム研究会, vol.112, no.350, pp.91-95, Dec. 2012. [pdf document]

<Abstract>

無線マルチホップネットワークは中央制御や基地局なしに柔軟なネットワークの構築が可能として様々な 分野での応用が期待されている.無線マルチホップネットワークでは,個々の端末は独立して動作するため,ネット ワーク全体に複雑な挙動を生み出す.本稿では,IEEE 802.11 直線状無線マルチホップネットワークにおいて,ネッ トワークが非飽和状態におけるスループット解析を行う.本解析では,非飽和状態における隠れ端末問題に起因する 衝突率及びフレーム保持確率を解析的に導出する.また,本解析はネットワークの飽和状態である条件式を与えるこ とにより,ネットワークの最大スループットを導出する.シミュレーションとの比較により解析の妥当性を示す.

 

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