電力潮流状況可視化ソフトウェアの開発?
岡部 和弘, 杉野 晶平, 小室 信喜, 関屋 大雄
2016年電子情報通信学会総合大会, Mar. 2016. [pdf document]

<Abstract>

電力潮流の様子を可視化し表示するソフトウェアを実 装することで,直感的に電力状況を掴め,より有効的な 電力の制御につながると考えられる.しかし,従来まで の潮流計算を行うソフトウェアにおいて,電力潮流状況 の可視化に注力したものは存在しない.また,時々刻々 と発電量が変化する自然エネルギー発電源を組み込んだ システムに対し,時間変化する電力潮流状況を直感的に 把握できるソフトウェアの開発は行われていない[1].時 間変化する潮流の様子を把握することは,増加する自然 エネルギー発電源を含めた電力システム全体の制御に必 要不可欠であるといえる.また,従来ではIEEE バスシ ステム形式のみ潮流計算に対応しており,独自にシステ ムモデルの潮流計算には対応していない[2].独自のシ ステムモデルを用いることが出来れば,様々な環境での シミュレーションが可能となり,汎用性が高いといえる.  本論文では,電力潮流状況を可視化し,直感的な電力 潮流状況の理解を助けるソフトウェアの開発を行う.潮 流計算シミュレーションを行い,電力潮流状況の可視化 を行った結果を考察することで,提案ソフトウェアの有 用性を確認する.

 

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