有声音の周期性を考慮した相互相関関数による残響除去飯田 起弘, 野村 行弘, 呂 建明, 関屋 大雄, 谷萩 隆嗣電子情報通信学会応用音響研究会, pp.13-17, Dec., 2005. [pdf document]
<Abstract>
本研究では,有声音の周期性を考慮した相互相関関数による残響除去法を提案する.提案手法では,有声 音が調波構造を有することに着目し,周波数領域における閾値処理により音声の周期性を抑制した基準信号を得る. そして,基準信号と観測信号との相互相関関数を計算し,直接音と反射音の時間遅れを推定する.性能評価の結果よ り,提案手法で回復した信号は従来手法に比べひずみが低減され,音声が回復されていることを示す.